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Nouvell Vague

 

「ねえワン」

「ん?」

「あいのこでも、いいことあるよね?」

「…ああ」

「あいのこでも、幸せになれるよね?」

「…ああ!」

 

 

<あらすじ>

 

寛永十四年

 

戦国の世を通り過ぎ、

徳川幕府が

その屋台骨を固めつつある時代

日に日にキリシタンに対する

弾圧が激しくなり

南蛮人や伴天連

と呼ばれた外国人や

日本人との間に生まれた

混血児達は

次々と国外へと

追放されていった。

 

そんな時代に

彼等は生きていた

彼等は海賊で

彼等は自由だった

居場所を求め続けた彼等は

離れ離れになっても

また出会えると信じていた

 

 

上野にある美術館

 

展示された大きな絵

一見すると

真っ赤に塗られただけの

単純な絵に見える

けれど繊細な色の重なりは

深い奥行きを感じさせ

やがて複雑な光の屈折が

見えてくる

雲や

島や

海が

見えてくる

AMAKUSA

と題されたその絵に

見入る人々

その絵に

何かを感じて

たまらなく

何かを感じて


 

<上演データ>

 

作・演出・美術

奥村直義

 

音楽

佐藤太・竹下亮

 

日程

2003年7月30日(水)〜8月3日(日)

 

会場

シアターサンモール

 

出演

前田剛・臼井琢也・佐藤太

竹内順子・高瀬郁子・中西ありさ

澤田博幸・栂村年宣・矢部亮

本多可奈・田口美穂

丘崎杏・知桐京子・土屋真由美

中村恵子・明神杏奈・立花拓也

鶴田浩一 (Studio Life) 他